2013年7月22日月曜日

カネボウ肌がまだらに白くなると自主回収

肌がまだらに白くなる被害情報があったとして、花王子会社のカネボウ化粧品が美白化粧品54品目の自主回収を発表してから10日余りが過ぎた。
 小売店からは、カネボウ製品全体の販売減少を懸念する声も出始めている。美白ブームにわく化粧品業界への不信感にもつながりかねず、各社は影響を注視している。
 ◆販売に暗雲
 東京都千代田区のドラッグストアでは、自主回収で生まれた商品棚の空きスペースに「おわびと回収」の掲示が貼り出されている。店の経営者は「美白商品以外でも、他社製品に乗り換える客が少しずつ出てきた」と話す。販売減が続けば、カネボウ製品の仕入れは減らさざるを得ない。業界では「カネボウ製品が置いてあった陳列棚を奪おうと、各社が営業攻勢をかける」(化粧品大手)との声が上がる。
 カネボウの業績は自主回収以前から、価格競争の激化で苦戦している。2012年3月期決算の売上高は前年並みの約1900億円で、06年の花王買収時よりも約100億円減少した。
 カネボウはアジア新興国への販売を強化し、20年には海外売上高比率を現状の約1割から3割へ引き上げる目標を打ち出している。日本と同様にアジアでは美白化粧品のニーズが高く、今回の回収問題が目標達成にどの程度の影響を及ぼすか、同社は懸念する。
(2013年7月16日08時33分  読売新聞)

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