参院選は21日、投開票され、東京選挙区(改選定数5)では、無所属で「脱原発」などを訴えた新人の山本太郎さん(38)が、インターネットをフル活用した選挙戦で初当選を果たし、主要政党の一角を崩した。
山本さんは午後8時過ぎから杉並区高円寺北の事務所で、ボランティアのスタッフらと開票速報を見守った。約1時間後、当選確実の報が流れると、一斉に歓声が上がり、「太郎」コールが湧き起こった。
支持者らと抱き合い、街頭演説で使ったビールケースの上でガッツポーズ。「この国は泥船。どうにか岸に着けたい。エネルギーは足りている。原発はいらない」と言い切った。
売れっ子俳優だった山本さんが脱原発の姿勢を強めたのは、東京電力福島第一原発の事故直後。「子供たちに悲惨な未来を引き継ぐことになるかと思うと黙っていられない」と、昨年12月の衆院選に挑んだ。公示直前に東京8区(杉並区)から出馬を表明し、落選したものの、石原環境相に次ぐ7万票余りを獲得した。
2度目の戦いとなった今回、複数の政党から公認や推薦の打診を受けたが、「しがらみのない国会議員でなければならない」と「完全無所属」にこだわった。選挙戦では、ツイッターなどインターネットを駆使。全国から集まったボランティアは延べ1200人を超えた。
(2013年7月22日12時34分 読売新聞)
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