物語の舞台となるのは、東京・多摩丘陵。都市部の住宅難を解消するために建設されたニュータウンによって、住処を追われることになったタヌキたちが、自分たちの故郷を守るために人間相手に反撃を決意。自由自在に姿を変えることのできる秘術「化学(ばけがく)」を復活させ、森から人間を追い出そうとするのだが…!!
「火垂るの墓」を世に送り出した高畑勲監督の魅力は、なんといっても人間観察力の鋭さ。人々の日常をシニカルかつ温かく描き出すその目線は、「じゃりン子チエ」や「おもひでぽろぽろ」「ホーホケキョ となりの山田くん」といった作品でも存分に味わうことができる。そんな高畑監督が本作で目を向けたのは、なんとタヌキ! 監督はタヌキたちの生態をしっかり研究した上で、個性的なキャラクターを創出。落語や民話、わらべ歌などに登場する愛すべきタヌキのエピソードをミックスしながら、すばらしい群像劇を作りだした。
茶釜や招き猫、人間にお化け…と知恵を絞って様々な姿に変化するタヌキたちの奮闘ぶりは本当に愉快。新興住宅地に奇想天外な妖怪たちが大集合して“百鬼夜行”を繰り広げるクライマックスの「妖怪大作戦」をはじめ、アニメでなければ決して描くことができないデフォルメされたシーンの数々は抱腹絶倒必至! その一方で環境破壊などの社会問題もしっかりと描かれていて、笑いながら様々なことを考えさせられるはずだ。
どんな環境でも“どっこい生きてる”タヌキたちの姿からは、きっと元気と勇気をもらえるはず。老若男女が楽しめること請け合いの、人生賛歌だ!
あらすじ
抵抗の手段は、当初一部の過激派による開発業者のトラック等への妨害行為により人間の死亡者が出る等の打撃を与えるが、次第に不可思議な現象を目の当たりにさせることで人間の畏怖を引き出そうという方向に変化していく。
タヌキ達独自の年号を「ぽんぽこ○年」としている。
キャッチコピー
たぬきだって頑張るんだよー。
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